普段見ることのできない屋上防水。
気になってはいるけど、雨漏り起きてないし。とそのままにしていませんか?
今回の記事では、先日実際に施工させて頂いた屋上防水の内容を簡単に紹介させて頂きます。
屋上防水の状態や施工の内容様々なので、詳しく知りたい方はこちらからお気軽にご相談下さい。
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表面を保護している塗装(塗膜)が劣化し、防水シートが露出してしまっている状態の屋上。
黒くなっているように見える箇所、実はシート自体の色なんです。
シート防水のシート自体はゴム系の素材で、表面に紫外線を跳ね返す塗装が施されており、その塗装が劣化を防いでいます。
放置されたゴムが劣化し簡単に切れてしまう事ってありますよね?
防水シートも同じことで、紫外線に直接さらされ続けると簡単に切れてしまい防水性能が無くなってしまうのです!
シート同士の密着も悪く、重なり部分から剥がれ始めてきていました。
一部分だけをパッチワークのように補修をする。その場しのぎの補修を重ねても、結果は同じです。
後から貼った部分が剥がれ始め、そこから雨水の浸入を許してしまう事も…
浸入した雨水はす水蒸気となりシートの中で膨張します。
そうなると逃げ場を失い、シートを浮かす原因になるのです!
密着が悪く、浮いてしまっているシートを撤去します。
もともとのシートが端から捲れてこないように平らな金物で同時に抑えます。
撤去した箇所ともともとのシートの取り合い部分にはメッシュを張り、密着性と緩衝性を高めます。
その後、ウレタン系の防水専用塗料を厚く塗り重ね、雨水の浸入経路を完全に塞ぎます。
仕上げに、紫外線を跳ね返す表面保護の塗装を全体に塗ります。
この塗装がシート自体の劣化を防いでくれます。
早めのメンテナンスを心掛けると、この工程だけでOKなんて事も十分にあり得ます。
after
表面がかなり劣化していた屋上防水。
表面の見た目だけでなく、シートの保護と端の部分の防水性の向上を目的とした改修工事が完了しました。
今回、屋上のシート防水自体を全部やり替えるという施工も視野に入れてはいましたが、
改修の目的やお施主様との相談の結果、改修の仕様を決めさせて頂きました。
全部やらないとダメ。
塗り替えだけしておけば大丈夫。
防水でも塗り替えでも、状態によってやらなければならない施工内容とやらなくてもいい施工内容があり、
何でもかんでもやらなければいけないなんてことはありません。
逆にとりあえず塗って終わり。なんてことはもってのほか。
メンテナンスには適切な時期と仕様があり、判断が難しいからこそプロの目が必要なんです。
いまなら無料で点検・見積もりさせて頂きます。
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